【アローラダブル】カプテテフ育成論
育成論概要
これまで環境に対して常に大きな存在感を放っていたフェアリータイプ。その中でもフェアリータイプが苦手などくタイプに大きな打点を持つことのできるエスパーとフェアリーの複合タイプは強力です。今回は新たに追加されたフェアリータイプのポケモンであるカプ・テテフについて紹介したいと思います。
タイプ
エスパー/フェアリー
種族値
H70-A85-B75-C130-D115-S95
特性
サイコメイカー
技
性格
ひかえめ(特殊↑攻撃↓)
持ち物
エスパーZ
努力値
HP:252/防御:116/特攻:28/特防:44/素早さ:68
177-*-110-169-141-124素早さ:準速70族+2
運用方法
カプ・テテフは特性の《サイコメイカー》により、先制技を無効にしてしまうだけではなくエスパータイプの技威力を1.5倍に上昇させることができます。また、同じとちがみポケモンの中でも種族値に無駄が少なく、素早さは中速になってしまうものの高耐久で高火力を実現することができます。
今回はカプ・テテフの火力面を生かすために<エスパーZ>を持たせています。<エスパーZ>を持たせることで特殊防御の低めなポケモンを確定1発で倒せる他、交代で出てきたポケモンやまもるを使用したポケモンにも圧力をかけることができます。
現環境にテッカグヤが多いことから<10まんボルト>を採用しています。この技を採用することで本来であれば、交代を強制させられてしまい<みがわり>や<やどりぎのたね>といった技でアドバンテージを取られてしまう場面でもテッカグヤのHPを4割ほど削る、みがわりを壊すといった選択肢を取ることが可能になります。また、《いかく》要因として採用されるギャラドスに対しても大きなダメージを与えることが可能です。
努力値配分は耐久値を意識したものになっています。HPに関しては天候ダメージなどが最小になる16n-1調整にすることを考えましたが天候ダメージ、やけどダメージともにダメージ量が1しか変わらないことから、HPに努力値を振り切り全体的な耐久を上昇させることを優先しました。
火力
※エスパー技はフィールド補正の技威力1.5倍で計算サイコキネシス
H252-D4 カイリキー (197-106)
246-290 (124.8 - 147.2%) 確定1発
H244-D60 おだやか輝石ポリゴン2 (191-135)
66-78 (34.5 - 40.8%) 確定3発
マキシマムサイブレイカー(Z技)
H252-D100 トリトドン (218-115)
219-258 (100.4 - 118.3%) 確定1発
H244-D60 おだやか輝石ポリゴン2 (191-135)
126-148 (65.9 - 77.4%) 確定2発<サイコキネシスと合わせて倒せる>
H252-D0 アローラガラガラ (167-100)
168-198 (100.5 - 118.5%) 確定1発<フィールド補正無>
マジカルシャイン
H0-D4 ガブリアス (183-106)
108-128 (59 - 69.9%) 確定2発
H4-D0 ボーマンダ (171-100)
116-138 (67.8 - 80.7%) 確定2発
10まんボルト
H164-D12 ギャラドス (191-122)
188-224 (98.4 - 117.2%) 最低乱数以外1発
H164-D204 テッカグヤ (193-161)
72-86 (37.3 - 44.5%) 確定3発
耐久
※攻撃側は一部を除き努力値252で計算物理耐久
補正無しA4振りテッカグヤのヘビーボンバー
152-180 (85.8 - 101.6%) 最高乱数以外2発
補正無しギャラドスのたきのぼり
73-87 (41.2 - 49.1%) 確定3発
いじっぱりウインデイの球フレアドライブ
142-169 (80.2 - 95.4%) 確定2発
特殊耐久
ひかえめポリゴン2のシャドーボール
74-88 (41.8 - 49.7%) 確定3発
補正無しアローラキュウコンのふぶき
(24.2 - 29.3%) 確定4発<天候ダメージ込み>
ひかえめカプ・コケコの球10まんボルト<フィールド補正無し>
75-91 (42.3 - 51.4%) 高乱数3発
このポケモンを採用する構築
カプ・テテフは高耐久、高火力であることやカプコケコにフィールドの奪い合いに勝てること、そして1ターン目に撃たれるねこだましなどを無効にできることなどから初手から出していきやすいポケモンです。そして、少し不安な物理耐久を補うためにウインデイなどの特性の《いかく》を持ったポケモンと相性がいいでしょう。しかし、カプ・テテフは中速のポケモンであるため、<トリックルーム>や<おいかぜ>といった相手のスピードコントロールに弱いです。そのため、こちらもスピードコントロールなどのサポートを行えるポケモンともに構築を組む必要があります。