【Power Ranks】Tierランキング Season 33
前書き
こんにちは、Jimonです。
複数のプレイヤーにも協力していただき、Tier表を作成しました。
今回のTier表はラダーにおいてのデッキ評価となるため、大会のみで強さを発揮するデッキは含まれていない場合がございます。
また、次のスタン落ちの際に使えなくなってしまうカードについてもデッキ毎に記載していますのでそちらも参考にしてくだされば幸いです。
≪ちんけなバッカニーア≫と≪精霊の爪≫がナーフされた後、環境でどのようなデッキが影響力を持っているのかを把握するためにお役立てください。
参加者
Wingroup
強者キラー anatomic
Shaman Sensei cor0suke
Jimon 冬季アジア選手権出場
midolstar 春季日本選手権出場
samin 冬季アジア選手権出場
wingroup切り込み隊長 sumisumi
wing 冬季アジア選手権出場
yanakend HAAC日本代表
Special Thanks
HearthGamers様
ハースゲーマーズ@はるか (@haruka_srnk) | Twitter
ラスカル鑑定団
ボルフラムシールド hinaya
b787 冬季アジア選手権優勝
ポイント計算方式
1位から10位までのデッキを各個人で決定、その後に1位から10位まで上から10~1ポイントをデッキに割り振り、合計数値が高い順にTier表を作成しました。(例:1位は10ポイント、2位は9ポイント、3位は8ポイント)
Tier 3
12. テンポメイジ
anatomic:2 | cor0suke:2 | Jimon:2 | midolstar:0 |
samin:0 | sumisumi:0 | wing:1 | yanakend:0 |
b787:0 | hinaya:0 | HearthGamers:0 |
Deck Intro
テンポメイジはミニオンとスペルのシナジーを生かして、ゲームの序盤からボードを制圧することのできるデッキです。一般的に《魔力の炸裂》や《フロストボルト》といったスペルを使用することでボードをクリアし、《ファイアボール》や《炎の大地のポータル》、《炎のラグナロス》といったカードバリューの高いカードがフィニッシャーとなります。このデッキはいくつかのRNG要素を含んでおり、対戦相手が使用している場合にはそれに対する心構えが必要となるでしょう。
Standard: Amnesiasc Decklists
Updates
テンポメイジは今回のナーフ以前は、相手の1ターン目の海賊に怯えつつ、プレイしなければいけませんでした。しかし、環境全体が少し遅くなりつつあることで一定以上の立ち位置をキープしています。レノロックやレノメイジといった大会でよく見られるデッキタイプに強いことから大会シーンではラダーよりも頻繁にみられることでしょう。
Will Be The Wild Cards
フレイムウェイカー、ソーリサン皇帝、魔力の炸裂、忘れられた松明、炎の王ラグナロス
11. ドラゴンウォリアー
anatomic:1 | cor0suke:4 | Jimon:0 | midolstar:4 |
samin:0 | sumisumi:0 | wing:0 | yanakend:0 |
b787:5 | hinaya:0 | HearthGamers:0 |
Deck Intro
ドラゴンウォリアーは序盤から中盤にかけて、《烈火の戦斧》やドラゴンシナジーを発揮した高ヘルスのミニオンによるボード制圧に長けています。2ターン目に登場する《アレクストラーザの勇者》を止められるものはそうそういないでしょう。また同時に《獰猛な猿》や《トワイライトガーディアン》といった挑発のミニオンが多いことからアグロデッキに強いことが知られています。そして、《泡を吹く狂戦士》は時としてコントロールデッキに対して、手痛いダメージを叩き出すことを可能としています。
Standard: Raze Decklists
Updates
ドラゴンウォリアーはかつてアグロシャーマンに対する強力なカウンターとしてTier1に君臨していたデッキでした。しかし、翡翠の稲妻や翡翠の爪といった低コスト高バリューの除去カードの登場や海賊ウォリアーの台頭により影を潜めていました。そして今、海賊ウォリアーが弱体化されたことによって、ドラゴンウォリアーには復権のチャンスが訪れています。今シーズンではドラゴンウォリアーを使用していたRaza選手が早い段階での上位レジェンドを達成しています。デッキリストが今後より洗練されることも考えると無視することのできないデッキとなるでしょう。
Will Be The Wild Cards
ブラックウィングの変遷者、ドラコニットクラッシャー、アレクストラーザの勇者、トワイライトガーディアン、サンフィンレーマルグルトン、獰猛な猿、炎の王ラグナロス
10. ミラクルローグ
anatomic:0 | cor0suke:0 | Jimon:1 | midolstar:0 |
samin:3 | sumisumi:0 | wing:2 | yanakend:0 |
b787:2 | hinaya:3 | HearthGamers:6 |
Deck Intro
ミラクルローグはミニオンをプレイしながらボードをクリアすることのできるデッキです。《死角からの一刺し》や《段取り》からの《腹裂き》といったカードはこのデッキを象徴しています。こうした中盤以降のハイテンポな動きでボードに強烈に干渉し、《クエストの冒険者》や《エドウィン・ヴァンクリーフ》といった大型ミニオン、《リロイ・ジェンキンス》などのフィニッシャーで相手のヘルスを削り切ります。ミラクルローグは判断力やトレードなどスキルが必要でプレイングが難しいデッキです。そのため、ローグを上手く扱えるプレイヤーが常に大会で上位を獲得している理由の説明となるでしょう。
Standard: Tomflr Decklists
Updates
ミラクルローグはちんけなバッカニーアの被害を受けていたデッキではありますが、同時にその恩恵を受けていたデッキでもあります。今回のナーフにより海賊で誤魔化していた序盤のボードの取り合いが弱点となり、アグロデッキに対してこれまで以上に苦戦を強いられることになるでしょう。また、現在のラダーではアグロデッキが未だに多く存在していることもあり、あまり使用することを勧めることのできないデッキではありますが、依然として大会では存在感を発し続けることでしょう。
Will Be The Wild Cards
墓荒らし、隠蔽
9. ドラゴンプリースト
anatomic:7 | cor0suke:0 | Jimon:0 | midolstar:0 |
samin:2 | sumisumi:6 | wing:0 | yanakend:4 |
b787:0 | hinaya:6 | HearthGamers:0 |
Deck Intro
ドラゴンプリーストはそのドラゴンシナジーに加えて、ヘルスをバフするカードに恵まれており、有利トレードを繰り返すことでボードを制圧するミッドレンジデッキです。高ヘルスのミニオンとヒーローパワーの相性も良く、以前までドラゴンプリーストの弱点であったボードを取り返すことも《ドラゴンファイアポーション》などを使用することで容易に主導権を奪い返すことが出来ます。《ドラコニット諜報員》は相手のデッキから3枚を発見するカードで思いもよらないリーサルや除去を生み出すことからこのデッキのコアカードとなっています。
Standard: Aqua Decklists
Updates
ドラゴンプリーストはこれまでアグロデッキに対して処理の間に合わないデッキでした。そのため、いくつかの強力なカードが追加された後でも使用率が一定以上に伸びることはありませんでした。しかし、今回のナーフにより元来のアグロメタとしての役割を担うことが可能となりそうです。最近ではvicioussyndicate.comのDate Reaper LIVEのデータで海賊ウォリアーについで勝率が高いことが明らかになったことが話題になりました。ドラゴンプリーストが次の環境変動までにどのような活躍がするのか期待が持てそうです。
Will Be The Wild Cards
ちびトワイライトドラゴン、ブラックウィングの変遷者、ワームレストのエージェント、トワイライトガーディアン
Tier 2
8. アグロシャーマン
anatomic:6 | cor0suke:1 | Jimon:3 | midolstar:3 |
samin:4 | sumisumi:3 | wing:3 | yanakend:2 |
b787:3 | hinaya:4 | HearthGamers:3 |
Deck Intro
アグロシャーマンは序盤から高スタッツの《トンネル・トログ》や《トーテム・ゴーレム》といったミニオンで大きなプレッシャーをかけながら、大型ミニオンや高ダメージスペルでのリーサルを目指すアグロデッキです。また、武器も優秀で《翡翠の爪》は序盤のボードの取り合いにおいて非常に有効に働き、《ドゥームハンマー》は除去にもフィニッシャーにも使うことのできるカードです。《地底よりのもの》は低コストで高いバリューを発揮することができるため、アグロデッキミラーにおいて有効に働きます。《サー・フィンレー・マルグルトン》でハンター、もしくはウォーロックのヒーローパワーを得た時の爆発力は他のデッキを凌駕するものとなるでしょう。
Standard: Normal Decklists
Updates
アグロシャーマンは今回のナーフで最もダメージを受けたデッキだといっても過言ではありません。多くの人々がアグロシャーマンについて高すぎる評価を未だにもたらしているように見えますが、今回私たちパネリストはそれらに対して懐疑的です。しかし、《翡翠の稲妻》や《炎を纏う無貌のもの》など一部の破壊的なカードが健在であることから評価としては未だTier2の位置を維持しているのでしょう。最近採用されるようになった《アージェントの従騎士》や《アージェントの騎兵》はコントロールデッキ相手のAoEに対する耐性が高まるので一概に悪いカードであるとは言えません。
Will Be The Wild Cards
トーテムゴーレム、アージェントの騎兵、トンネル・トログ、サー・フィンレー・マルグルトン
7. レノロック
anatomic:3 | cor0suke:5 | Jimon:5 | midolstar:7 |
samin:5 | sumisumi:2 | wing:4 | yanakend:3 |
b787:6 | hinaya:2 | HearthGamers:5 |
Deck Intro
レノウォーロックは、《レノ・ジャクソン》を使用することを中心に考案されたデッキリストです。このデッキには様々なタイプのバージョンがありますが、コアとなる戦略は相手のゲームフィニッシュを遅らせること、そして自身がフィニッシャーをプレイするまで生き残ることです。《ロード・ジャラクサス》はミッドレンジデッキに対してのリソース勝負に確実に勝つことを可能にします。
《リロイ・ジェンキンス》+《凄まじき力》+《無貌の繰り手》の20点を1ターンに叩き出すコンボはコントロールデッキに対して常にプレッシャーを与え続けます。そしてレノロックというデッキをここまで引き上げている一因として《カザカス》があります。《カザカス》というカードはRNGが絡んでしまいますが、多くの場合は状況に応じたスペルカードを作り出すことのできるあまりにも強力なカードです。ヒーローパワーと除去スペル、そして《レノ・ジャクソン》は互いにとても良いシナジーがあり、環境が遅くなればなるほどこのデッキの脅威は高まっていくでしょう。
Standard: Savjz Decklists
Sub Standerd: StanUdachi Decklists
Unique hinaya Decklists
Updates
このデッキはハイランダーデッキということもあり、デッキの細かい構成が読みづらいという強みを持っています。時にはアグロデッキを倒すために低コストに寄せたリスト、時にはコントロールデッキを倒すために多くの高コストカードを盛り込んだリストなど。しかし、デッキの特性上、ヘルス管理が重要なデッキであるため、処理スペルの切り方やマリガンなど適切な状況判断が必要です。アグロデッキが多い環境では《影の炎》が採用されないリストや《山の巨人》が採用されないリストも使用されていました。その時々の環境に合わせてリストを変更できることもこのデッキの強みと言えるのかもしれません、
Will Be The Wild Cards
悪魔の憤怒、インプ・ギャングボス、ソーリサン皇帝、スナック売り、闇の売人、ブラン・ブロンズビアード、レノ・ジャクソン、凄まじき力
6. ズーウォーロック
anatomic:5 | cor0suke:3 | Jimon:4 | midolstar:6 |
samin:0 | sumisumi:8 | wing:7 | yanakend:6 |
b787:4 | hinaya:1 | HearthGamers:7 |
Deck Intro
ズーウォーロックは低コストをミニオンを主体に構成されたデッキです。ボードに多くのミニオンをプレイし、断末魔などの効果を生かしたトレードを繰り返すことでボードの制圧、相手ヒーローのヘルスを削りきることを基本的な戦術としています。以前まではディスカードシナジーをメインにしたディスカードズーが台頭していましたが、最近ではデーモンシナジーを生かした高スタッツミニオンのズーウォーロックがメインとなりつつあります。こうした新しいズーウォーロックは相手のヘルスを早い段階で削りきることで勝ち切ることが出来ますが、同時に自身のヘルスの減りも早いため逆にリーサルを取られないように立ち回る必要があります。
Standard: Duelist Decklist
Updates
ズーウォーロックは、スタンダード環境になってから強力なAoEカードが増えたこともあり、鳴りを潜めていました。しかし、海賊ウォリアー、ドルイドやローグなどのズーウォーロックが有利を取ることが出来るデッキが最近では増えてきたことが追い風となり、数を増やしてきました。大会シーンではアグロ構成にズーウォーロックを加えたリストで結果を残しているプレイヤーも続々と表れてきており、今後もズーウォーロックの使用者が増えることが予想されるでしょう。
Will Be The Wild Cards
インプ・ギャングボス、ラスガード、闇の売人
5. レノメイジ
anatomic:0 | cor0suke:7 | Jimon:7 | midolstar:2 |
samin:7 | sumisumi:4 | wing:5 | yanakend:8 |
b787:7 | hinaya:5 | HearthGamers:2 |
Deck Intro
レノメイジは仁義なきガジェッツァンがリリースされたことで開発されたデッキです。《カザカス》のポーションによる強力なボード制圧力、バリューの高さを生かすことができます。そして、《アイスブロック》と《レノ・ジャクソン》のヒールはヘルスの管理を非常に容易にします。除去スペルの優秀さもあり、アグロデッキに対しては比較的高い勝率を誇っています。コントロールデッキに対しても《ブラン・ブロンズビアード》と雄たけびのミニオンを合わせて使うことで不足しがちなリソースを確保することができるため、隙が無いデッキであるといえます。レノロックと同様にハイランダーデッキであるため、デッキパーツを変えることで異なったデッキタイプを使用することができます。
彫師ソリア+パイロブラスト+燃え盛る松明のコンボで16点を出すことが出来るため、フリーズメイジに近い動きをすることも可能です。
Standard: Fr0zen Decklists
Sub Standard: Nirea Decklists
Updates
レノメイジはこれまで非常に防御的なデッキとしてTier1の地位を築いていました。しかし、ターゲットとしていたアグロシャーマンの減少、翡翠ドルイドなどのコントロール強いデッキが増加したことから最近ではラダーで扱いづらいデッキとなりつつあります。しかし、海賊ウォリアーなどが未だ高い地位にいるため、アグロデッキにより強い構成にするか、コントロールに強いソリアパイロ型のデッキリストを使用する必要があるでしょう。
Will Be The Wild Cards
ソーリサン皇帝、魔力の炸裂、スナック売り、忘れられた松明、ブラン・ブロンズビアード、レノ・ジャクソン
4. 翡翠ドルイド
anatomic:4 | cor0suke:6 | Jimon:9 | midolstar:8 |
samin:8 | sumisumi:7 | wing:1 | yanakend:5 |
b787:1 | hinaya:8 | HearthGamers:4 |
Deck Intro
翡翠ドルイドは《翡翠のゴーレム》のシナジーをメインに据えたミッドレンジデッキです。ドルイドお得意のマナ加速である《野生の繁茂》や《翡翠の開花》を使用することでマナ加速をしながら《翡翠の精霊》、《翡翠の巨象》、《アヤ・ブラックポー》などのミニオンで《翡翠のゴーレム》を召喚することで1/1ずつスタッツを向上させていきます。《翡翠の偶像》が存在することで理論上はファティーグによる負けは存在せず、コントロールウォリアーなどのバーストダメージの出ないコントロールデッキに対しては圧倒的な強さを誇ります。
Standard: Mryagut Decklists
Sub Standard: Che0nsu Decklists
Updates
翡翠ドルイドにとっては今回のナーフは躍進するきっかけとなりました。ラダーにおいてあまり見られないミラクルローグを除いて、非常に不利なマッチアップが存在しない翡翠ドルイドはコントロールデッキを使用する全てのプレイヤーたちを脅かし続け、海賊ウォリアーと共にラダーを支配しています。しかし、横に広がったミニオンを処理する術が豊富ではないため、このデッキにとってはどの挑発のミニオンを採用するのかは重要な要素となります。アルカナイト・リーパーを受ける事の出来る《ドルイドの爪》や《戦の古代樹》といったカードを採用することが多くなってくるでしょう。
Will Be The Wild Cards
ソーリサン皇帝、生きている根、マルチ、ワタリガラスの偶像
Tier 1
3. アグロローグ
anatomic:8 | cor0suke:8 | Jimon:6 | midolstar:9 |
samin:6 | sumisumi:5 | wing:10 | yanakend:9 |
b787:9 | hinaya:9 | HearthGamers:8 |
Deck Intro
アグロローグは序盤から中盤にかけてボードの制圧力が圧倒的なアグロデッキです。アグロローグが他のアグロデッキよりも勝っている点はそのシナジーの多様さとハンドリソースの回復力です。現在のアグロローグのリストの多くには《飛刀手流忍者・六丸》が採用されています。これにより中盤以降にボードを完全に制圧し、そのまま相手のヘルスを削り切る勝ち筋を形成します。そして、もう一つのシナジーとして隠れ身を生かしたものがあります。《蒐集家シャク》や《静寂の騎士》、そして《飛刀手流忍者・六丸》が隠れ身を持っており、《影の師匠》によるバフで火力の向上、ボード制圧を望むことが出来ます。
Standard: Yulsic Decklists
Updates
アグロローグは未だに成長を続けているデッキリストです。現在の《影の師匠》が採用されたリストも最近作られたもので《キュレーター》などを採用してコントロールデッキを意識したリストも存在するようです。今の環境でアグロローグは不利マッチがほとんど存在しておらず、ラダーを駆け上がるにはうってつけのデッキです。今後は海賊ウォリアーなどに強いパーツを採用することを模索されていくでしょう。
Will Be The Wild Cards
アージェントの騎兵、静寂の騎士
2. ミッドレンジシャーマン
anatomic:9 | cor0suke:9 | Jimon:8 | midolstar:5 |
samin:9 | sumisumi:9 | wing:10 | yanakend:7 |
b787:8 | hinaya:7 | HearthGamers:9 |
Deck Intro
ミッドレンジシャーマンは低コストで高スタッツの《トンネル・トログ》や《トーテム・ゴーレム》といったミニオンや武器である《翡翠の爪》を使用することでボードを制圧することに長けているデッキです。ヒーローパワーのプレッシャーが高く、アグロデッキはトーテムを処理することを強いられます。ゲームの後半は《アヤ・ブラックポー》、《地底よりのもの》、《風の王アラキア》といったバリューの高いミニオンで勝利をもぎ取ります。コントロールをより意識している《血の乾き》を採用されたリストも存在します。
Standard: INER Decklists
Updates
ミッドレンジシャーマンは現在のメタゲームにおいてより良い選択の一つです。最近、人気なデッキに対して有利を取れることがその一因となっています。海賊ウォリアーに対して《野獣の精霊》や《ジンユーの水話士》といったカードはヘルスを守ることに役立ち、《風の王アラキア》のバースト力や《アイアンブラックポー》の横に展開する動きは翡翠ドルイドにとっては脅威です。《血の乾き》を採用していない場合にはレノロックが唯一の苦手なマッチアップとなるでしょう。そういった好き嫌いの少ないこのデッキは大会シーンにおいても使用率がどんどん上がっていくと予想されています。
Will Be The Wild Cards
トーテム・ゴーレム、サンダー・ブラフの勇士、トンネル・トログ、ブラン・ブロンズビアード
1. 海賊ウォリアー
anatomic:10 | cor0suke:10 | Jimon:10 | midolstar:10 |
samin:10 | sumisumi:10 | wing:9 | yanakend:10 |
b787:10 | hinaya:10 | HearthGamers:10 |
Deck Intro
海賊ウォリアーは現環境で最もアグレッシブなアグロデッキです。《烈火の戦斧》や《アルカナイト・リーパー》といった武器でトレード、相手のヘルスを削る動きが非常に強く、1ターン目にプレイする《ン=ゾスの一等航海士》は《海賊パッチーズ》と合わせて、序盤のボードを簡単に相手に明け渡しません。《ブラッドセイルの略奪者》、《ブラッドセイルの狂信者》といったカードも標準的なスタッツを持っていながら武器シナジーを発動させてしまうと手の付けられない火力を叩き出します。
Standard: Cydonia Decklists
Updates
海賊ウォリアーはナーフによる調整後もラダーにおいて最強のデッキとして君臨し続けています。ちんけなバッカニーアを失ってもなおこのデッキが強いのは、基本的な戦術である武器による破壊力と《コルクロンの精鋭》、《海賊パッチーズ》といった主要なカードが未だ健在であるため、今後も新環境まではこの勢いが衰えることはないでしょう。また、今後すぐにスタン落ちするカードがほとんどないため、新環境になったときにどのような立ち位置となるか注目が集まります。
Will Be The Wild Cards
サー・フィンレー・マルグルトン
あとがき
ナーフ後の環境を把握するという意味でも今回のTier表を作るに至りました。この環境も新パックの「大魔境ウンゴロ」が解禁されるため、あと一ヵ月で次の環境に移り変わってしまいます。しかし、アジア春季選手権大会を目指すためには今月のラダーでの順位も無視できません。この記事を読んでくださった方の少しの助けになれたのであれば嬉しい限りです。最後に、Tier表を作成する上で協力していただいた方々ありがとうございました。